🖼目次🖼
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1、今回のテーマ
展示品を大幅に増やし、3年ぶりに東京に帰ってきた鈴木敏夫展の調査に向かう。
⇛2019年に東京・神田明神で開催
2、のりちゃんPOINT👍🌟5
.・絵の数 🌟⇛文字殺し
・テーマの一致度 🌟🌟🌟🌟🌟
・テーマの理解しやすさ🌟🌟⇒文字殺し
・度外視ヲタク度🌟🌟🌟🌟🌟
3、鈴木敏夫プロフィール
1948年 名古屋市生まれ。
慶応義塾大学文学部卒業後、徳間書店入社。
『アニメージュ』の創刊に参加し、副編集長、編集長を務めるかたわら、高畑勲・宮﨑駿作品の製作に関わる。
1985年 スタジオジブリの設立に参加
1989年 スタジオジブリ専従。
以後ほぼすべての劇場作品をプロデュースする。
4、展示の仕方
1)幼少期に迫る。1950年。
鈴木プロデューサーの少年時代の記憶に、すこし「理想」を織り交ぜて再現した、四畳半の部屋。
部屋に溜め込んだ漫画雑誌に、手作りの鉄砲。
たしか前の展示にはありましたが、母が洋画、父が邦画好きで、若い頃から早い段階で両方を見る機会があったんじゃなかったかな?🤔
ワイワイガヤガヤ暮らした幼少期、そういう幼少期が人と集まって何かを作る鈴木敏夫という人を想像させました。
☝今回は鈴木敏夫の好きだった映画や本がガッツリ飾られているコーナーができていた、好きな作品の幅広さがよくわかりました。
2)プロデューサー・鈴木敏夫は何をしたのか。
以前もアニメージュの展示は鈴木敏夫が手掛けた仕事の展示はありましたが、
☝今回は鈴木敏夫が何を開拓したのかということをPOINTだてて展開されてました。
⇛“アニメを雑誌にする”という試み。
まるで雑誌づくりは文化祭。
アニメ雑誌はどうしたら面白いか、多彩な内容を生み出し、付加価値の強い雑誌に仕立てていきました。
①インタビューマガジンに仕立てる。
作品に関わってる人のインタビューをすることで、仕事に関わっている人たちの紹介をしました。
②ビジュアルマガジンにしたてる。
単なる雑誌ではなく、ファッション雑誌を参考にどういうアングルならキャラの魅力や、一枚の絵の動きの躍動感が伝わるかなど調べ、ファッション性のある雑誌に仕立てる。
③作家主義を貫く
インタビューを通して、小回り紹介を行い、美術、脚本、編集、演出など、ネットワークを広げ、各セクションとの信認を得る。
買い手が楽しむだけでなく、雑誌が作家たちをつなげる役割までするよう仕向けました。
④ヒット作は自分たちで決める。
売れると思ったら徹底的に雑誌で応援。最初ガンダムは人気がなかったのに、アニメージュの貢献も最終的なヒットに繋がっていったのです!
⑤海外作品アート作品を積極的に紹介。
読者の知的好奇心の刺激する内容を盛り込み、読者をさらに育ててしまう工夫。
⑥若者文化ジャーナリズムを発信。
トレンドも逃さない。
アニメグランプリを企画したり、若者の注目を引き付けます。
⑦付録で読者の心をつかむ。
ジブリキャラのトランプがただとかやばい。普通にほしい。
⑧雑誌から作品をうみだす文庫。
雑誌で連載していた小説は本やアニメになったり、新たな創作にも繋げます。
※文字校正統一マニュアル
また、これだけの人を動かすために、鈴木敏夫さんは独自の手書きマニュアルを作ります。
3ヶ月先までしこむ周到っぷり。
企画案は賛同を得るために徹底的に紙に書き起こす。
こういう人たちがジブリという良質で多彩な創造を作り上げたのだと思います(高畑監督しかり)
3)あれ?ジブリプロデューサー特集は?
前回のメインであった鈴木敏夫の名プロデューサー特集がなくなっていた。
文字も書き、宣伝もし、ときに監督たちの相談役まで勤め、なんでもやってしまうプロデューサーの展示がなくなっていた代わりに、
各ジブリ作品の宣伝ポスターやオマージュが飾られてました。
あとプロデューサーたちの身内話暴露とか。
映画作品よりも先に、主題歌をヒットさせる。これも鈴木プロデューサーの宣伝方法のひとつでした。
4)鈴木プロデューサーの隠れ家・れんが屋
展覧会のラストを飾るのは8,800冊に囲まれた鈴木プロデューサーの隠れ家・れんが屋をモチーフスペース。
鈴木プロデューサーのこれまでを形作った8,800冊の書籍がずらっと。
でもひたすら本の数よりカオナシと戯れてしまいました😂😥
5)東京展限定!<油屋別館>登場!
「千と千尋の神隠し」の世界観を再現した大型空間!「千と千尋の神隠し」(2001年)5湯屋「油屋」(あぶらや)をモチーフにした大型空間、<油屋別館>が登場!
湯婆婆に恋愛相談したあと、
豚になりにいきましたε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
5、私の発見⛄
1)文字攻め🔫
見るのに3時間かかりました。
この感覚知ってます。高畑勲展に行ったとき、四時間かかったあれです。
こだわりがやばい、独自マニュアルの量がやばい。
ジブリプロデューサーの展示に行ったときは、覚悟してからいかないと文字に潰されます。
それがこの展示の楽しさなんでしょう。
かわいいトトロのイラストに囲まれてるとか期待していっちゃだめです。
そういうのはジブリ美術館やジブリParkやテディーベアミュージアムの企画展とかで行きましょう😂
⇛
2)ジブリの創造の源に触れる。
ジブリにいくとこだわり強い人にたくさん出会えて、まだまだ頑張れてしまうと嫌でも突きつけられるので、仕事に疲れたり、落ち込んでるときに行くのはいいかもしれません。
仕事は自分で作る(想像)モノという原点に立ち返れますね。
以上、鈴木敏夫展レポでした。