🖼ヤマザキマザック美術館の『八幡はるみ GARDEN』にいってきました。
掛け軸など染色作家としての八幡さんの作品が
アール・ヌーヴォーのガラス工芸品、家具とのコラボレーションをします。
とてもお互いの良さをともにもり立て合い、
流れる色に穏やかな心を誘発される染め物を優雅に受け止める器となる家具たち。
これほどまでに相性がいいとは驚きました。
第1章からその素晴らしい作品の数数をお伝えしていきたいと思います。
🎨目次🎨
🎨🎨🎨🎨
第1章 1990年代 屏風「水のシリーズ」
八幡はるみ(1956年生まれ)は京都市立芸術大学で染色を学び、
楮紙をベースに、「型」や「版」の技法を用いて、「青海波」など古典文様を四曲一双屏風に展開していきます。
《水のトンネル》1992年 180.0×480.0㎝(四曲一双屏風) 染・清流館蔵
《いつも水につつまれる》1992年 180.0×480.0㎝(四曲一双屏風) 国立国際美術館蔵
《Jomon》
第2章 2000年代 シェイプド・ダイの開花
八幡が考案した「シェイプド・ダイ」という染め技法(布に凹凸をつけてかたちづくった溝に染料を流し込んでいく)を用いて、感覚的に染め上げていく八幡の「あたらしい花の表現」が花開きます。
写真に収めたのは私が気に入った作品たちです!
このコーナーには一緒にガレの展示もありました。
《Colors》2003年 182.0×534.0㎝ 京都芸術大学蔵
流れていきそうなシェイプド・ダイ
独特な流れる優しい色が癖になりそうな心地よさです。
《テーブルランナー》
バカラのシャンデリアも美しい!
《ベッドカバー》
どれも見ている人が心地よくなる作品で、作品たちから染め物への愛情も感じます・
《他作品》
第3章 2000年代 「GARDEN」デジタル技法を用いた表現へ
コンピューターによる画像処理などのデジタル技法を用いた近作~最近作。
インクジェットに変えていくことで環境問題も緩和できるというのは驚きました。
花の色の癒し力をアートに生かす。そんな活動があるんですね☺
その他作品
素晴らしい感性の中に根付いているものを垣間見せてくれる展示ばかりでした。
改めてそのもののよさを知ってる人が創ったものというのは、
心が乗っ取られたように勝手にその人の感性が憑依したように感動させられてしまう力があると感じました。
喜びの伝染があふれる展示でした☺
そして、名古屋ってアールヌーボのイメージ強い!
なんか名古屋っぽいなって思いました☺
おまけ:5Fの常設展
18世紀から20世紀に至るフランス美術300年の流れが一望できるコレクションで構成されています。
ロコモコ調の古美術から始まり、
印象派へと歴史を垣間見れる古きよき絵画が並びます。
1、ロココ時代
18 世紀に入ると芸術の中心はイタリアからフランスに移行し、
「男性的」で「理知的」といったイメージのバロック様式
↓から
「女性的」で「優雅」で「楽しい」ロココ様式が誕生します。
美術館の根幹、コレクションは、ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、シャルダンといった18世紀フランスを代表する巨匠たちが活躍したロココの時代から、新古典主義のアングル、ロマン主義を代表するドラクロワ、写実主義がありました。
2、印象派 ピサロ モネ シスレー🚢
①ルノワール
彫刻があるなんてとびっくりしました!
②クールベ
③ピサロ
④モネ
⑤シスレー
⑥ロダン💛
3、エコール・ド・パリ
そしてこの中でもでてくるユトリロ
やはり愛されてた画家だったんだな。今回の収蔵作品は丁寧に描かれていてすきでした!
ピカソ良かったけど写真禁止🚷😿
<マタドール>で検索すると出てきます!
他作品
良質な絵に囲まれ時間が静かな良い旅になりました☺