『ブラチスラバ世界絵本原画展 アンニョン!絵本でひらくアジアの扉』
に行ってきました!
世界最大の絵本原画コンクールの1つで今年のテーマはアジアの絵本!
その中でも受賞した韓国と日本の絵本に焦点を当てた展示と今回はなっています。
アンニョンは韓国語で「やっほー!」という意味。
コラボ感あるSubtitleです。
🖼目次🖼
🖼🖼🖼🖼
🖼「ブラチスラバ世界絵本原画展」とは?
(略称BIB= Biennial of Illustrations Bratislava)
スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される世界最大規模の絵本原画コンクールです。
🖼展覧会構成🖼
🍎プロローグ
BIBと近年のアジアの絵本が並ぶコーナーがありました。
マレーシアは英語で書かれているので読むことができました!
髪の毛が炎の女の子の絵本がユニークで面白かったです😊🔥
第1部 BIBからみる韓国の絵本
1、韓国の絵本の歴史の解説
・1988ソウルオリンピック国際化が加速
自国の絵本を生み出そうという活動が活発になる。
・2005初BIBにて受賞
『鳥になりたい』が金のリンゴ賞
2、韓国絵本の受賞作品の展示
日本と韓国の絵本に違うがあるかというとざっと見た感じ、個人的には感じませんでした。
どの作品もユーモアに富んでいて、各々の作家の伝えたいことが多彩な表現で描かれていました。
分野も日本同様、生物、図鑑、文化、昔物語、四季と多様。
その中で個人的に面白かった作品をご紹介。
(韓国語の文字の原画が飾られていただけなので、ざっくりStoryのみ紹介)
①イ・ソヨン『夏』
水彩の絵がとてもシュールなんだけど、勢いの良い夏の絵!
子供たちに夏の楽しさをワクワクと待ち遠しくさせるそんな絵本でした。
②『なんてったって、カエル』
これがモノタイプで墨で書かれた絵本!
勢いのある墨絵に
カエルの世界の過酷さ、痛快に生きる姿が描き出されていて良い絵本でした。
③ジョンミ・ファ『そんなある日』
やさぐれた会社員の絵から始まり、社畜同然の主人公が一個の鉢植えを知らないヒトから🎁されたことで、園芸にはまり、最期は自分で創ったジャングルに裸になって飛び込んでいる。
すごく現代に通じることを絵本にしたなwと面白かったです。
④キム・ジョン『不思議なゲームの国のアリス』
案内マークの標札を『アリス』と名付けてアリスがいろんな標札たちとの冒険をRPG風に描いた絵本。
これはちょっと読んでみたい!ユニーク〜!
⑤コ・ジョンスン『63日』
エッチング技法で書かれたモノクロのえほん。
工場で犬が作られ、人のもとに届くまでを描いて、ペットの命の大切さを別方向から考えさせようとする作品。
エッチングで書かれたため、深くテーマが染みる仕上がりに。
⑥イ・ミョンヒョ『明日は晴れるでしょう』
金のリンゴ賞受賞作品。
1000人のヒトが1本の黄色を通して繋がっているという作品。
喜び、苦悩、夢なんでも1本に繋がっている様に明日を思わされる作品でした。
⑦イ・ウンギョン『質問の絵本』
コレも好きでした!シュールレアリズム的な絵でいちじくでひよこが描かれていたり、なかなかシュールな絵で
え、これいちじく?ひよこ?どっちだ!?ってわくわくしながら見れるえほん。
⑧キム・ヨンジン『ドキドキコンビニ』
買ったお菓子が想定されてる結果とは近いなせか冒険に出かけてしまうという本😂
⑨チョン・ジンホ『心臓の音』
ボルタンスキーの心臓の音にオマージュされて創った見る心臓の音絵本。
3、韓国の絵本背景
韓国がよい絵本を生み出すためにどんな活動を行っているか。
日本同様、絵本がメインの出版社、絵本スクールや本屋に図書館。
さらに絵本のスタジオもあるそうです。
パネルで関係者の方々の活動インタビューや啓蒙活動への思いが語られてました。
第2部 BIBからみる日本の絵本
1、日本受賞作品の展示
日本も同様に受賞作品の展示。
よかったものを紹介します。
①荒井真紀『まどのむこうのくだものなあに?』
果物の絵の一箇所をちら見せされてコレは何だとワクワクとクイズをする。
正解を見ると写実絵画とも思う精巧な果物の絵と断面の絵。
なんとなくこの果物ってこんな色や形、ツヤ感なんだとまじまじ見てしまう絵本。
②しおたにまみこ『たまごのはなし』金牌賞
私はこの方Pinpointギャラリーで見かけて気になってましたが賞をとられたのか!
傍にあった絵本を読んだら
小生意気な顔した卵の期待通り
話もシュール😂絵もシュール😂それがいい、新しい😂
このななめ横から人生みちゃってる卵の暮らしはぜひ美術館でみてほしい。
原画も美しかった!
2、日本の絵本活動
日本も絵本出版社ブロンズ社、
絵本スクール、あとさき塾やパレットクラブスクールのインタビューを始め、
絵本本屋に、ブックハウスカフェ、ブックギャラリーポポタム(池袋)、ウレシカ、きんだあらんど(京都)など紹介されてました。
また日本でもブックスタート活動(健診時に絵本の読み聞かせと絵本のプレゼント)の紹介もありました。
Pinpointギャラリーはよくいってますが、
日本の絵本コンテとしてかなり一役をかってたとは!
第3部 BIB 2021 受賞作品
世界各国の国内審査を経てノミネートされた42か国379人の作家の中から選ばれたグランプリ他、各賞受賞作家の作品もパネル展示と絵本により紹介。
いろいろ見ながら世界には良質な絵本が育ってるなと思いつつ、
子供にどんな絵本を読みたいのか私達も選び、創造していけるのだと考えさせらるました。
🍵楽風(冷抹茶)
帰りは楽風(煎茶喫茶)にて煎茶をとおもったら期間限定冷抹茶が・・
見目も麗しい😭🍘🧉
外には埋め尽くされたアート情報🖼
ブログ完成して帰りました〜\(^o^)/この美術館&煎茶セットほんとオススメ\(^o^)/