トトロの世界のようなトンネルを抜けると美術館は現れる。
この環境的演出がツボ。
🎨舩木倭帆について
舩木倭帆(1935-2013)
・島根大学在学中にガラス工芸を志すようになり、卒業後は大阪の清水硝子製造所
・その後、東京の各務かがみクリスタル製作所に勤めながら 、同社の伊藤孚いとうまこと氏とともに自由な創作を目指して共同窯を築く。(北九州)
・1987年、広島に工房「グラスヒュッテ」を設立して活動。
🎨舩木倭帆展。
花瓶 、皿 、鉢 、グラス 、茶碗……、舩木が生涯手がけたのは暮らしのなかで活躍するうつわが並びます。
この作家さんのことが知らなかったけれど全ての作品がハッと息をのむ。
ガラスに施された模様が心を静かでする
花や晩酌という主役を立たせるために誂えられた作品だからか、親しみは湧くのにしゃしゃりでない美しさがある。
モールのゆらぎにも、その時間を楽しむための会話がこぼれ落ちているよう。
写真は花瓶と器とお酒のグラスのコーナーのみ撮れました。
🍶
その心地のままテラスで舩木さんのガラスをテーマにしたスイーツ、『透き通る青』を頂く。
ブルーキュラソーのゼリーにオレンジシロップがしみこんだサヴァラン風ケーキに
レモン風味の琥珀糖。
どうしてこの美術館のスイーツはアートでおしゃれで、美味しいのか。
奇跡。
美しい琥珀糖にアイスコーヒーの苦みが最高✨
テラスで45分(制限時間があるのは残念)の静かなな時間を過ごす。
その後、モネの地下部屋に行く。
今回はポールシニャックもあり。
大きなモネの3作品の前に椅子が置いてある。
ずっと座って眺められる。
静かな音が響く作品や美術館の建築。
作品が浮き彫りになり、それが何であるか静かな心で対峙する時間になる。
空気をまとう静かな作品が起こす強烈な静寂に
自分が意欲的でありたいのか、静寂でありたあのか、内省に巻き込まれる。
感動とは
土着的なものだなとモネの絵を見て感じる。
数分でもそこで過ごしてみると、
吸収したいものには融合する時間が必要だと思い起こされる。
やっぱこの美術館、最高だなと再確認。
モネの睡蓮の庭を真似た庭も素敵♥
皆様、機会があればぜひ☺✨
そして食い倒れた大阪🐖