🎨キース・ヘリングとポップアートを語る会🎨

🎨目次🎨

1.目的や活動内容
2. 話し合ったこと
3.Let’s enjoy together!🖼

🎨🎨🎨🎨

1.目的や活動内容

キース・ヘリング展を語りながら、
ちょっとポップアートってなんだろねって考えられたら✨
👉森アーツセンター　キース・ヘリング展

macg.roppongihills.com

①日時と場所
・日時　3/10 10:30〜12:30
・場所　ピアーズカフェ西武新宿
https://piers-cafe.jp/seibu-shinjuku/

👉詳細スケジュール：
10:30　集合＆注文
10:45　談話会
12:30頃　終了

👉参考資料
・幹事のブログ

tyconist.hatenablog.com

・ポップアートについて（自習）
・サークルグルチャの写真

西村書店のこの本よかった✨✨

②.予算　1000円前後

※チケットやcafe代は自己負担です。

③.参加人数
のりちゃん(幹事)　

丸ちゃん

横山くん

2. 話し合ったこと

1.テーマがわかりやすかったキース・ヘリング展

・キースへリング展前いったときよくわからなかたが、今回は解説を読んで理解がしやすかった。貧困者でも参加できる大衆にむけたアートを広げたいキース・ヘリングの意図がよくわかった。

2.平和なアート？これからの大衆アートのあり方

・公共アートを構築する中で、地下鉄の広告の紙の上に書いていて、はり替えれば、なんとかなる公共物を使ってるからまだ平和的な気がする。が、やはり自分がサブウェイやるかと言ったら捕まりたくないからやらない。🤣(じゃあ。やはり平和的なアートではないのではないのか🤣)

👉捕まらないポップアートを考える会勃発。

・フリクションみたいに消せるもの、時間があったら勝手に消えるのがいいのてまは。

・水アートとか。水で地面に描いて、時間が立ったら消える。

・気に入った葉っぱを地面に落としたり、貼ったり。

3.今の時代にキースへリングみたいなことをやったら楽しいよね。

・不満がたまるのをXじゃなくて、公共の場所で描くという行為に変えられないのか。

・SNSの拡散力がアナログなパブリックアートを減らしてるのか？

・キース・ヘリングはアートを大衆のものに落とし込みたくて活動を始めたのに、サブウェイプロジェクトが有名になって競売にかけられ、本来なりたかった目的からかけ離れたため、辞める結果となった。皮肉…というか終着点が矛盾に向かってしまう皮肉な流れがもどかしく感じる。

→ただ、キースへリングが大衆アートを成功させた結果の反応として、その答えを商売としているという意味もあるのでは。反応がおきた事自体は成功ではないのか。

・キース・ヘリングの単独芸術だからよけい付加価値がつきやすかったかもしれない。みんなでやったら付加価値はつけづらいからみんなでやれば？→そういう示し合わせみたいなのが始まるとある意味六本木ナイトアートフェスみたいになっちゃう？

・現代の人がキース・ヘリングみたいなことをしてもそもそも折り合いがつけられないのでは。公共アートはもう確立している。確立している中でなぜ『地下鉄』をつかって、アートを展開するのか。『今』の折り合い、文脈が必要になる。宣伝媒体としてのポップアートが確立した中で、令和のキース・ヘリングが現れたらそれはなんのために公共アートを使って展開するものになるのか。

4.生活の中にアートがある感覚を育てること。

・artをやろうよとう気持ちを伝えたい、自分が好きなものをみんなも好きと感じられるようになってほしいからアートを発信する意図もある。

→でもそれは町中でアートを展開しないと育めないものなのか❓

・感性は触れ続けなければ衰退する。

アートを自由で公共のものだと発信しなければartが学問や商売物と認識される時代になったり…

・学問からアートが始まった人間からすると、『アートは感性のもので、自分の心を表現するもの、とか、自由でいいのだ』と認識を改めるのは時間がかかる。

自由なものだという感覚って最近、2年くらいかけて芽生えた。

それまでは学問としてのアートの概念と戦うことになった。自由であることを教えてくれるアートに出会えなかったら気付けなかったと思う。

5.ポップアートは戦後の文化。

・モザイクartみたいなものは古代からあった。

・1839年　カメラの開発

・1880年アーツクラフト運動

・1918年　第1世界大戦後

・1910年ダダイズム→古典階級が楽しむ人たとのartを生活の中のartや大衆が楽しめるアートとして求める。

・1945年　第2世界大戦後

・1950年　ポップアートがイギリスで発祥

6.キース・ヘリングの賢さ。　

・キース・ヘリングはart界に認められるよりグラフィティーライターから認められたいスタンスだったように感じる。広告というアートの意義への挑戦者。

・キース・ヘリングの絵は事実だけを端的に表し、押し付けないのが見てしまう。

絵柄もわかりやすいし、かわいい。

→パッと見て好きだなと思わせる力。

考える余白が効果的に入れ込んでいるアート。

・1981年エイズという病気が人類に発見されて、ゲイは怖いみたいな社会の認識が進んでしまった中、正しい知識の啓蒙のために、コンドームケースをデザインしたり、セーフセックスをテーマにしたポスターを作成したりしている。それが感傷的ではなく客観的なアプローチを冷静にできているところが頭の良さを感じる。

・1988年　エイズ診断を受ける。

・1990年　2月16日（31歳）死去

・公共アートをサブウェイでやろうと思って行動できる力、最初はシュールレアリスムのような絵画のスタートだったのに、死ぬまでの短時間の中で、自分のスタイルのチョークアートを見つけられる力という才能。

・影響力のある絵、20代前半で自分のスタイルを見つけていける力、現代のテーマを効果的に濃度を持って展開できる力、死期が近いからできたのかと誤解してしまうのが、経歴を確認すると、病気を発症する前からその偉業を成し遂げていることを考える。本当に異才だったと考えられる。

死期あろうがなかろうが達成できる人に感じる。

7.『SNSでいいじゃん』とならないものとは。

・感覚にうったえられるもの。

・SNSは自分の見たいものしかみない。アナログでアートを見に行くことは余分な情報や描く時間を待つなど手間がしょうじる。その手間の中で無駄も含めて偶発的なものに出会っていけるのがアナログ。インスタだったら、気に入らなければフォローしなければ終わる。

描き手側も晒されている状態が直接入ってくる。

・草間彌生さんは、ポップアートがつくる社会の風刺的なテーマでインパクトで名前を売ろうとしたところが初期にあったような気がする(当時のブームというか)ただその後ドットアートや自分のかきたいものに変わっていった。時代に影響されても本物のアーティストはオリジナルの表現(自分のアートの意義)に戻る力があるのではないか。

・ポリシーがないアートはただの押しつけになる。

準備された場でartをするとデコレーションになり、町全体を巨大なartとして遊べばそれはアートになるのではないか。

・学校で自分のアートを否定された時、『この人観る目👀がないな』と思っていた。

👉それって言い換えると『俺を観る👀がないな』ってことでもある❓

・最初に見に行った作品、『この人好きだな』から自分の中にあるアート(感性)との対話が始まっていく。

👉総じて感性ができるまでは(読み解くまでは)時間かかるが、そのことすらも楽しいと思えるか。

感性には必ず『衝撃』が必要。衝撃がある日芽生えさせる。

それがアートは心地よいものではダメと岡本太郎が言う意味ではないか。

☛違和感は新しいartをインストールしているということ。

アートを私達に目覚めさせる良質なヒントはどこにあるか。

・同じアートstyleを貫いて飽きずに愛し続けられる人がいるように、それは人が人を愛すよう。そのオリジナルに触れ、オリジナルの人生を愛すように似ている。

👉誰かに出会っているその瞬間常にアートは始まっている。