『さわって楽しむ絵本展』に行ってきました!
🖼目次🖼
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1、テーマ🖼
見える人と見えない人が一緒に楽しめる絵本作りを目指す<てんやく本ふれあい文庫>の活動や“てんじつきさわるえほん“の展示
2、のりちゃんPOINT👍 🌟5つまで
・作品の数 🌟🌟🌟🌟
・テーマの理解しやすさ🌟🌟🌟🌟🌟
・新しい発見🌟🌟🌟🌟🌟
3、展示内容
(1)なぜ点字絵本を作ることにしたのか。(写真3場面のみ掲載可)
かわいらしい漫画で『てんやく本ふれあい文庫』の発足の理由が描かれていました。
生まれつき目が見えなかった代表の岩田美津子さん
出産を気に子供に絵本の読み聞かせを頼まれますが見ることができません。
ボランティアグループが手作りしているさわる絵本を知り、そちらを借りて読み聞かせることに。
しかし、成長につれ、子供たちは普通の絵本も読みたいと思い始めます。
そこで塩ビシートを使って、自作の点字絵本を作り始めます。
子供の喜ぶ姿に、他のお母さんにも同じ思いをしてほしいと、郵送によるてんやく絵本の貸し出しの活動を始めます。
積極的な活動が実を結び、郵送料も盲人用郵便局として認められ、無料に。
さらに活動が活発化して、社会福祉法人の線を受けて「てんやく絵本 ふれあい文庫」がスタートします。
『点訳絵本の作り方』も書き、自費出版を行い、国内初の点字つき絵本「チョキチョキチョッキン」もこぐま社から出版されます。
コスとも高く、製作上の失敗も多く絵本の製作の中、2002年には「展示つき絵本の出版と普及を考える会」も誕生して、みんなが楽しめる絵本が増えるよう各社が動き出したしました。
(2)実際の絵本を触ってみる。
これまで出版されてきた絵本がずらりと机の上に。
出版された本と『てんやく本ふれあい文庫』で製作された本も比較用に置かれていました。
いずれも触って、絵と展示がずれていることに気づきましたが、お隣のボードにその疑問を解決するパネルがありました。
私たちにとって絵が重なっていることが普通ですが、触って絵を確かめる場合は重ねっている絵を分けて点字を作成しなくてはいけないことなど、大切な配慮を知ることができました。
絵本が目が見えないお母さんと目が見えるお子さんを繋いでいるということはとても素敵なことに感じます。
(3)点字絵本の製作過程
二つの絵本を題材に製作過程が紹介されていました。
色々なパターンで少しでも絵本の意図が編集しなおされていく様がよくわかりました。
4、新しい発見 こんな絵本があるんだ!絵本が人を繋ぐ。
触る絵本って何だろうって知育絵本を想像していったのですが、目の見えないお母さんたちが頑張って生み出してきた大切な絵本だと知り、灌漑深く感じました。
点字絵本は何冊か見たことありましたが、こんな思いで、しっかりと作品が生まれてきてくれていることを知ることができ、また、家族や出版社の方への絵本と親子を繋ぎたいという温かい想いを感じました。
展示は終わってしまいましたが、ぜひこの素敵な活動を皆様にも広げていただけたら嬉しいです。